3つの脳

変革的コーチング マーシャ・レイノルズ著

同時期に発売されていたもう一冊「未来を変えるコーチング」
を読み、とても良かったので関連書籍読みです。
内容は、まったく違っていましたが。
(著者が違うのでそりゃそうですね)

こちらの方は、ある程度コーチングの実戦経験がある
コーチに向けて、コーチングの在り方やノウハウについて
具体的に言及されている本でした。

後半、「聴く」ことについても書かれていますが、
頭・心・肝の3つを使って話を「受け取る」ようにと述べられています。

以前読んだ「ティール組織」にもこう書かれています。
人には3つの脳があるそうです。
頭の脳・胸・腸です。
この3つの器官には神経細胞のニューロンがあるため
脳からの指令を待つことなく、独自に活動をするのだとか。

この3つの器官が連携し、フルに活用できてこそ
健康でいられるし、「聴く」こともできるという事ですね。

人の身体だけでなく、組織についても同じことが言えますよね。
脳が、脳としての機能を果たしているだけでは、組織は強くなりません。
心と肝からの信号をどう受け止めるのか?

最終章まとめの言葉を抜粋します。
「組織の中でコーチになれば、行動に踏み出す勇気と意志を
奮い立たせることができる。
コーチングが広まれば、社員の結びつきが深まり、
どんなことにも立ち向かえる組織が生まれる。」