バイアスを感じますか?
なぜあなたは自分の「偏見」に気づけないのか
ハワード・J・ロス著
前回読んだ「変革的コーチング」での参考文献だった一冊を
関連つながりで読んでみました。
職場が変わり、付き合う人が全く変わってしまった私ですが
会う人、会う人みんな、特徴が過去に会った人に似すぎており
あの人は〇〇さん、この人は〇〇さん
と頭の中が自然と考え始めており、そういう「決めつけ」は
良くない事だとわかっているのに、一度、そう思ってしまうと
どうしても、その人が過去の人のイメージと重なってしまう
という状況でしたので、丁度良いタイミングで良書と出会えました。
実は前述のような状態は、脳による反射機能で、防御機能なんだとか。
脳が処理を行う上で無意識のうちに分析し、過去の経験と
結び付けることで処理速度を上げて、負担を少なくしているのだそうです。
つまり「偏見」や「バイアス」は脳にデフォルトで備わっている機能だそうです。
脳に元々備わった機能のため誰もが持っており、逃れることはできないのだとか。
「偏見(偏った見方)」「バイアス」には10個のパターンがあり
外に向けたものの代表が人種差別や性差別なんですが、内側に向くと
固定観念や自己否定につながってしまいます。
海外のビジネス書にありがちですが、そうした事例がしつこいくらい
紹介されています。
ただ、コーチングを提供するコーチもこの「偏見」から逃れることは
はできないため、どう対応すれば良いのか?
自己基盤を磨きたい方や、過去の自分と決別したい方にもおすすめの一冊です。