点と線

チームコーチング 集団の知恵と力を引き出す技術 ピーター・ホーキンズ著

「チームコーチング」最近よく耳にする言葉です。

本の帯には、コーチングは、「個人」から「チーム」の時代へ
と書かれていますが、私の周りではまだ「コーチング」という言葉すら知らない人達が
たくさんいるのですが、時代はどうやらだいぶ早く進んでいるようです。

昨年、銀座コーチングスクールが年に一度開催しているワールドツアーという
コーチが集まるイベントで、「チームコーチング」についてのセミナーを
聴く機会がありました。その時のワークで、ブレイクアウトルームに分けられた
メンバーで定期的に集まってチームコーチングについて勉強会を開こうよ
となり、この本を題材にして勉強しています。

さて、話は飛びますが時代をさかのぼること4年前。
この本に出合いました。

サンリオピューロランドの人づくり 小巻亜矢著

サンリオピューロランドの経営を回復させた小巻亜矢さんが書かれた本で小巻さんがいかにして
組織改革を行って来たのかが、具体的にわかりやすく書かれている書籍で、とても感動したことを
今でも覚えています。
なんといっても、1回も行ったことのなかったピューロランドに娘をだしにして
遊びに行ったくらいです。

この本には書かれていないのですが、その後、小巻さんの講演を聞く機会があり
講演の中で、小巻さんが紹介していたのが、次の本

AI「最高の瞬間」を引き出す組織開発 でした。

AIとは、今時のAI(人工知能)のことではなく、アプリシアティブ・インクワイアリー(Appreciative Inquiry)の略で
組織開発の手法の一つで、小巻さんはこの手法を使ってサンリオピューロランドを再生させたと語られていました。

時は、今に戻ります。

冒頭のチームコーチングの本のなかでは、チームコーチングを進めるための具体的なツールの一つとして
このAI(アプリシアティブ・インクワイアリー)が紹介されていたのです。

点と点が、線でつながった瞬間でした。

やはり企業経営や組織改革で結果を残されている方は、勉強されていますね~。

私はここまで来るのにだいぶ時間がかかってしまいました。
20年先を行く「時代」には追いつけませんが、いつかしっかりとした「チームコーチング」を
提供できるようになるために、コーチ仲間と楽しみながら研鑽していこうと思います。